集団で物を作るのに「工程」が必要なように、モノを考えるには“考程”が必要です。未来デザイン考程は、自ら未来を創造するための情報生産技術手法です。まず理念を設定し、最重要案件を見極めたのちに、現状把握、未来予測、コンセプト、要所解明、方法立案、計画編成という計8つのStepがあります。
情報の質という視点から見ると情報は大きく3つに分けられます。それは、素材情報としてのデータ、単なるメッセージや知識としてのインフォメーション、そして情報を加考・集約し新しい意味と価値を持ったインテリジェンスです。情報を生産するには、問題意識を深め、テーマを絞り、取材・加考・編集のプロセスを踏むことが必要です。工業生産では部品（素材）を調達し、加工・組立てをするプロセスに当たります。この情報生産技術を習得するには、聞く（取材）・考える（加考）・まとめる（編集）技術を総合的に学習する必要があります。未来デザイン考程手法をマスターすることで、情報生産のスキルが習得できます。

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