この地球上に生きる者の一人として、この宇宙と地球とそして人類との、深い相互関係を、時にふれて思う、のは誰もおなじだ、と存じます。
一人の人間としまして、その深い相互関係の基本を、研究の成果につれて、かきました。誰もかかないことを、遠慮なく、かいたのですがら、意義あり、と見なされる点も、あると存じますが、短文でございますので、終りまで、よんで下さい。そう思って、かきました。
人間は平和にならねば、いけません。賢明にならねば、いけません。みんな相互に、助け合い、愛し合う社会を、つくらねば、いけません。やれば、できます。それをかきました。
（はしがきより）

著者：村山 節（むらやま みさお）
1911（明治44）年岡山県生まれ。青年時代よりマクロの文明法則に凝り、その他は生活のための余業。国策研究会嘱託（歴史）。協同主義協会理事。『エコノミスト』誌同人。日本経済新聞社定期寄稿（統計）。外務省非常勤嘱託（世界経済、経済統計）。法則史学会代表。文明評論家。2002（平成14）年没。

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