手挽きの合砥です。
普段は出さない品ですが、手狭になってきたので大切にして頂ける方にお譲りしたいと思います。
恐らく江戸～明治辺りに整形されたものです。

手挽き品は、研ぎ味も極上で殆どハズレも有りませんが、経年により層割れやヒビを生じているケースが多く、対策せずに使えば早晩割れてしまいます。
そのため状態を見て面を調整し、何度も養生の重ね塗りを要しますが
手間を掛けるだけの価値は十分有る品です。こちらのお品も、そうした対策を実行済みです。

硬さは仕上砥としては中ぐらいで、初心者から上級者まで誰でも扱い易い硬さです。
刃を当てると、すぐに反応し研ぎ汁が出ます。
この研ぎ汁の上で力を抜いて研ぐと、まろやかな研ぎ感を味わえると思います。
仕上がりは、刃は光り、地金は曇るコントラストのある仕上がりになります。包丁の仕上げ研ぎなどに特に向きます。

尚、研ぎ面以外カシューにて養生済みです。
その他の部分は写真よりご確認ください。
よろしくお願い致します。


大きさ（概算）：210×77×14
重さ：573g
種類：仕上砥
産地：京都産
仕上がり：曇り系
固さ：中硬
養生：有
研磨力：優

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